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【ミドリガメ】亀の甲羅を美しく育てる為に③【紫外線は必要?】

・一般的には紫外線を定期的に浴びる必要があると言われています。

 カメを飼う上で定期的な日光浴が必要で、日光浴ができない環境ではビタミンD欠乏により、くる病(骨軟化症)・骨粗しょう症になってしまうと言われています。

 日光浴ができない環境で健康に飼育する為にはバスキングライト(紫外線ライト)を付ける事を何処でも推奨しています。

 

 私もかつて必要だって言われているので購入して一日5時間程付けていました。

 最初はかなり臆病な様子で人の気配がある時は全くライトの下へ行く事がなかったので、

 定期的に隠れる場所がない状態にして窓を開けて窓辺に1~2時間置いて紫外線を浴びさせていました。

 

 1年程経つ頃になると私が居てもライトの下へ行く様になり、ちゃんと日光浴してくれてるんだと安心していました。

 

 しかし、1年半経つ頃になると甲羅があちこち黒ずんだ所がでてきました。

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・紫外線を浴び続けると甲羅が黒ずみます。

 これは紫外線を浴び続けるとメラニン色素が生成される為であり、カメも例外なくその影響を受けます。

 しかし、ビタミンDは食事でも接種可能な栄養素であり、栄養状態がよいならもしかしたら紫外線を浴びる必要が無いのかもしれません。

 全く浴びなくて問題ないのかと言うと調べても何とも微妙な所だったのですが…。

 

 このビタミンD不足による骨の軟化はカメに限った話ではなく、人も大抵の動物がかかる病気なんですね。

 つまり、カメが特別に日光浴が必要というわけではないのです。

 

 個人の意見になりますが、無理に毎日時間を決めて日光浴させる様な事はなく1日に1、2時間くらいライト付けて置いたらその間にたまにライトの下にいる程度で十分なのだろうという事です。

 1年半くらいで紫外線ライトの電球が壊れてしまったので、上記の事に気づいた事もあり、窓越しに日向に置くだけでライトの設置を辞めてしまったのですが、そこからは甲羅の黒ずみは進行しなくなりましたが、薄くなる事もありません。

 それで5年経った今でも元気に力強く生きています。

 ただ骨粗しょう症は老化した際に際立って悪化してくるのでその辺の影響は今は判らないという事。

 骨の代謝はなかなか進まないので影響が解り難い事が不安な所ではあります。

 ただしどう考えても甲羅が黒ずむ程に紫外線を浴びる必要は無いと思います。

 

 

・生後1年未満の幼体の甲羅は案外柔らかい。

 これを知らない為に不安になって過剰に日光浴をさせてしまったと言うのもあります。

 カメの生まれて1年くらいは自分の頭部を押した位には柔らかくて力を入れて押したら変形してしまうのでは?って程度には柔らかいのです。

 それが普通でありしっかりした硬さが無い事に過度に不安視する必要は無いという事です。

 

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